タロット占いを始めたい
★ まずはタロットデッキを選びましょう。
初心者でも使いやすい、お勧めのタロットデッキは?
「タロット占いを始めたい」というご相談をよく頂きます。
最近、「自分のことを自分で占いたい」という人がどんどん増えていますね。
タロットカードがどんどんポピュラーになっているのは嬉しいことですね。
タロットカードは14世紀のイタリアが起源だと言われていますが、今日非常に多くのタロットカードが出版されていて、どのカードを使えばいいのかは迷うことも多いでしょう。
こちらのブログでは、お勧めのタロットカード、タロット史を考えてもポピュラーで、メジャーなカードで、使いやすいカードをご紹介していきます。
今日はもっともメジャーだと言われているライダー版タロットについて書いていきます。
ライダーウェイト版タロット
ただ単に、「ライダー版タロット」、「ウェイト版タロット」と呼ばれたり、絵柄を担当したパメラ・コールマン・スミスの名前も入れて「ウェイト・スミスパック」などとも呼ばれているタロットです。
世界で一番多くの人に使われていると言われるカードでもあります。
タロットの基本的な絵柄の構造を、このライダー版の真似をしているタロットカードは非常に多いです。
① アーサー・E・ウェイトによって作られました。
このタロットデッキは、アーサー・エドワード・ウェイト(1857年10月2日NY生まれ、後にイギリスへ移住)が1909年にウイリアムライダー&サン社から出版しました。
ウェイトはイギリスの魔術結社であるゴールデン・ドーン(黄金の夜明け団)の会員で、
このタロットカードはその教義に基づいています。
絵柄は同じくゴールデン・ドーンの会員であるパメラ・コールマン・スミス(1878年2月16日生まれ)という女性に描かせました。
② 小アルカナにも絵柄がつけられていて、リーディングしやすい。
このタロットの大きな特徴は、小アルカナと呼ばれる56枚の数札にも絵柄がつけられたということで、当時としては画期的なタロットでした。
今でもタロット初心者がオカルト体系なども含めて学びやすいタロットという理由から使用している人が多いことで知られています。
ウェイトはタロットの大アルカナと呼ばれる22枚には非常に細かい注文をパメラにして描かせたと言われていますが、小アルカナ56枚に関しては、細かい指示はあまりなく、パメラに自由に絵を描かせたと言われています。
③ 世界の様々な神秘思想のエッセンスが盛り込まれているので、神秘学も合わせて学ぶことができます。
ゴールデン・ドーンが世界の神秘思想の研究をしていたために、こちらのライダー版タロットカードにもそのエッセンスが絵柄として盛り込まれています。
特に重要なのが、カバラの体系の生命の樹。女教皇やペンタクルスの10にしっかりと描かれています。
また「戦車」では二頭スフィンクスが描かれ、エジプトのモチーフが描かれています。
「恋人たち」のカードではアダムとイブと思えるような裸の男女が描かれていて、聖書に出てくる「エデンの園」をモチーフにしたような絵柄となっています。タロットカードを学ぶだけで、世界の多くの神秘思想に触れることが出来る構造となっているのです。
④ 占いやすい。答えが明確に出やすいカードです。
これは私の主観になりますが、ライダー版は占い目的で使用する時には本当に力を発揮してくれるカードです。
個人セッションではその時々によって違うカードを使いますが、クライアントさんがカウンセリングではなく、明確な予想や答えを求めている時にはこのライダー版を使います。
ライダー版の特徴ですがいかがでしたか?
カードには相性もありますから、多少時間をかけて選んでもいいと思いますがこれからタロットと長いお付き合いになる予感がある人は、こちらのカードをメインに使用しなくとも、1セットは持っていると学べることも多いと思います。
同じライダー版タロットでも、様々なサイズや色味のカードが出版されているのでよく見て、自分に合う物を購入するようにしてくださいね。
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